DVD「同窓会」を観て
サタケミキオ第1回脚本・監督作品。サタケミキオこと詫間孝行が主演もつとめている。
東京セレソンデラックスという劇団の座付き作家であり、役者でもある詫間孝行の感性の光る作品になっています。わかりやすい性格である主人公の視点に引き込まれてしまい、観ている自分もまんまとだまされてしまい、最後の種明かしには思わず「うまいなぁ」と叫んでしまいました。登場人物の現在のストーリーに、誰もが持つ高校時代の懐かしくそして切ないストーリーをていねいにかぶせて行くあたりも、涙腺を弱め胸をジンとさせる効果が十分とありました。しかし単なる叙情に流されてしまうことなく、斬新な映像でむしろ軽快なテンポで楽しめる映画になっています。そして随所に伏線が張り巡らされて、それがだんだんとつなぎ合わさっていく様など、なかなか手のこんだ脚本作りです。 長崎県島原を舞台にして、九州弁を駆使するあたりも、美しい風景と人情が相まって見どころの多い映画といえそうです。
ただ、雪役の永作博美が高校時代を演じた尾高杏奈とちょっと結びつきにくかったり、病院の話には無理があると思ったりもしましたが、おもしろい映画には違いありません。1月23日からレンタルが開始されていますので、是非ご覧下さい
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