ルーブル美術館展 美の宮殿のこどもたち
シルバーウィークの2日目は、会期が23日で終わる「ルーブル展」の鑑賞で、大阪・国立国際美術館を訪れました。会期末の日曜日というともあって、けっこう混雑していました。何の下調べもせずに行ったのですが、展示作品を見ていく中で、だんだんと「こども」をテーマにした展示であることがわかってきました。よく見れば、「美の宮殿のこどたち」というタイトルがつけられていました。「少女のミイラ」からこどものおもちゃまで見られるというけっこうユニークな展示で、しかしその分興味をもって鑑賞でき、大変おもしろかったです。どの時代、どの世界においても子どもの愛らしさは共通で、その子どもを見守り乳を与える母の姿も慈悲に満ちていました。アモーレと呼ばれる「キューピッド」を描くことが好まれたのも、きっと子どもの無邪気さに癒されたかったからなんでしょね。人間は「こども」として誕生してくるからこそ、親の思いや社会の思いがこのような創作意欲をかき立てることができたのだと思いました。しかし、それらとは真逆の作品だったのが「悲しみにくれる精霊」です。泣きわめくこどもはあっても、頭をかかえ悲嘆に暮れる子どもなどありえません。おとなのまねをするパロディとして笑ってしまえばそれまでですが、この作品には決して笑えない悲愴感が漂っていました。というよりも、この子の悲しみに見る者も涙してしまう感じで、こどもがこんなに悲しみに暮れてもよいのだろうかと。なんかいつまでも心に残る作品でした。
「悲しみにくれる精霊」の画像↓
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