ホームページ

フォト
無料ブログはココログ

« 「金環日食」を見ました | トップページ | 智積院から方広寺へ »

2012年5月23日 (水)

「王朝文化の華 陽明文庫名宝展」を観て

 京都国立博物館で開催中の「王朝文化の華 陽明文庫名宝展」を観てきました。会期の終わりが近いこともあり、平日でありながら11時半現在で30分待ちという混雑ぶりでした。

 「陽明文庫」というのは開戦前の首相で藤原氏を先祖にもつ「近衛文麿」が、近衛家に伝わる古文書や古美術を保管するためにつくった施設で、今回はその中から8件の国宝を含めた、140件が紹介されていました。

  サブタイトルは「宮廷貴族近衛家の一千年 これぞ宮廷ライフ」と銘打っていましたが、それを伺い知れる展示物のほとんどが古文書でした。工芸品や絵画とは違って、文字が並べてあるだけの古文書の類いは、いつもならスルーしています。しかし、今回は違いました。字は読めないのですが、その文字を書いた歴史に残る人物を身近に感じて、筆跡をただただ追っていました。

 特に藤原道長の書いた「御堂関白記」という日記は、圧巻でした。正月の様子、娘彰子のこと、一条天皇崩御のありさまなど、24年間にわたり記録されていました。きっと几帳面な性格だったのでしょう、線で区切られた巻紙に暦やイベント、そしてその時の細かい出来事の書き込みなど、目を見張らされました。あの有名な尊大な歌の作者を、この日記からは想像できませんでした。

 道長はこの日記は人に見せるために書いたのではないと言っていたそうですが、1000年後にこうなっているとは思いも寄らなかったことでしょうね。

 大河ドラマ「平清盛」で登場している氏長者「藤原忠実」(國村肇さん演じる)の書もありました。

 そのほか、江戸時代のミニチュアの雛道具セットや、明治以降の名だたる日本画家の作品が目を引きました。しかし、京都という戦乱が絶え間なくあった街で、代々近衛家当主が必死の思いで、これらの遺産を守り抜こうとしたことに、涙ぐましいものを感じました。

F1000004

« 「金環日食」を見ました | トップページ | 智積院から方広寺へ »

美術展」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「王朝文化の華 陽明文庫名宝展」を観て:

« 「金環日食」を見ました | トップページ | 智積院から方広寺へ »

2019年8月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

-天気予報コム-