フォト

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« WOWOW「現代能楽集Ⅵ 奇ッ怪其ノ弐」を観て | トップページ | 映画「『聯合艦隊司令長官山本五十六」を観て »

2011年12月20日 (火)

「不退寺」から「平城宮跡」へ

 燃え立つような紅葉の季節も過ぎ、冬枯れた風景の中に奈良の古寺を訪れました。「不退寺」です。近鉄新大宮駅から北に向かい15分ほど歩き、車の行き交う国道との交差点から少し道を外れると、そこだけ時がとまったかのような感覚さえ覚える小道の先に、木々に埋もれた山門が見えてきました。

 中に入ると慎ましやかな境内が迎えてくれました。時おり射す冬の光りが温かく感じられ、そこだけ赤く点灯したような山茶花の木に宿り来るメジロの鳴き声が、楽しげに聞こえてきます。参拝客は僕一人でしたが、お寺の方に本堂に招かれ、まつられている仏像のお話をして頂きました。本尊は「聖観世音菩薩」。貝殻でつくられた胡粉という顔料が使われているそうで、そのため仏像には珍しく白色をしいます。側面にはリボンのような大きな飾り、蓮の模様の後背。白さとともにまさしくエレガントな仏様です。話に聞けば、建立した在原業平の思い人がモデルやも知れぬということで、ほほえましく思えました。

 庭の池に浮かぶ、散り果てて褐色になった紅葉に時のうつろいのもの悲しさを感じながら、おいとまさせていだきました。

Resize0203_4

Resize0206

  次に向かったのは「海龍王寺」。遣唐使の航海安全を祈願した寺院ということで、今でも渡海する人たちが参拝に来られるということです。本堂には世界各地の海水が瓶につめられて祭られており、その中には津波の被害にあった宮城県女川漁港のものもありました。鎮魂の祈りは様々なところでいとなまれていることを深く感じました。

 その後は足を伸ばして、「平城宮跡」に行きました。昨年の遷都1300年記念祭には結局1度も訪れたことがなかったので、復元した「大極殿」と「遣唐使船」を是非観たいと思ってましたが、やっとその思いをかなえることができました。平日とあって人影は全くなく、広い平城宮を独り占めしたような気分になれました。特に内部の天皇が御座した高御座(たかみくら)から眺める前庭は壮観でした。しばし殿上人の気分にひたっていました。

Resize0225   Resize0235_2


 最後は「平城京資料館」で、平城京をバーチャルシアターで楽しみ、遣唐使船にも乗ることができて、寒い一日だったにもかかわらず、温かい気持ちになって帰ることができました。

« WOWOW「現代能楽集Ⅵ 奇ッ怪其ノ弐」を観て | トップページ | 映画「『聯合艦隊司令長官山本五十六」を観て »

「旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/160156/53529144

この記事へのトラックバック一覧です: 「不退寺」から「平城宮跡」へ:

« WOWOW「現代能楽集Ⅵ 奇ッ怪其ノ弐」を観て | トップページ | 映画「『聯合艦隊司令長官山本五十六」を観て »

2012年5月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

-天気予報コム-