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2010年7月17日 (土)

NHKドラマ「ゲゲゲの女房」~来るべき時が来た~ を観て

 本当に「来るべき時が来た」という感じでした。雄玄社マンガ賞(講談社児童漫画賞)の授賞シーンでは、会場と一緒にテレビの前でおもわず拍手していました。それほどまでに感じられる、それは長い道のりでした。

 才能が認められてもマンガは売れない、出版社は倒産する、頼みの貸本業界はじり貧で、やっと「悪魔くん」でデビューかと思ったらそれもだめ。見ている方がストレスのたまっていく連続でした。

 そんな質屋通いの耐乏生活を笑って見ることができたのは、少しスロー(奥ゆかしい?)だけど、夫の才能や仕事ぶり、そして生活そのものをありのままに受け入れることのできた、妻・布美枝さんの存在です。どんな苦しい生活でも、心まで貧しくなることのない前向きな明るさは、天性のものだったのでしょうね。そんな布美枝さんを、松下奈緒が魅力的に演技されていました。夫を信じてここまでついてきた自分に流した涙は、感動的でした。 
 
 44歳にして、メジャーデビューという水木しげる(向井理)も立派ですね。貧乏な生活から抜け出ようとして、社会や周囲に決しておもねようとはせず、自分が描きたい漫画を書き続けるという信念が素晴らしく思えました。しいて地位や名声を望まなくとも、自分の力さえ信じて努力を続ければ、いつかは社会が認めてくれるということでしょうか。  

 雄玄社(講談社)・「少年ランド」(少年マガジン)の編集長の豊川悟の存在も大きいですね。水木しげるの才能を見抜き、かつ信じ続けることができたという編集者魂に満ちた力強さがあればこそと思いました。それをNHKドラマ「海峡」で好演した眞島秀和が演じていることで、より誠実感を増すことができていました。
 
 昭和30~40年代、自分が小学生で「少年サンデー」や「少年マガジン」、「少年キング」と言った漫画週刊誌の熱烈な読者であった時、その陰でこんなドラマがあっことは感慨深いものがあります。いよいよ「ゲゲゲの鬼太郎」が登場するドラマは後半に入りますが、出演者の皆さん最後まで頑張って下さい。応援しています。

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