映画「カムイ外伝」を観て
今月は時代劇が数多く公開されていますが、僕自身も「BALLAD」「火天の城」に続きこれで3作目の鑑賞となります。
白土三平原作の漫画を映画化した作品ですが、同じカムイが登場する「カムイ伝」の方は、中学生のころにむさぼるように読みました。それは支配者に立ち向かう民衆の姿が描かれていたからです。そしてまた、江戸時代の巧妙な差別の仕組みをも学ぶことができました。
一方テレビアニメにもなった「カムイ外伝」は、厳しい忍者の掟から逃れ、「抜忍」となったカムイの自由を求めた孤独な戦いがテーマになっています。しかしこの映画では、民衆をなぶり楽しむ藩主(佐藤浩市)やその奥方(土屋アンナ)、藩主の愛馬の足を切り落とした漁師(小林薫)、「ひにん」の子ゆえに石つぶてを投げつけられたとき「お前らと同じ血が流れとるんじゃ」と叫ぶカムイ、などの場面に、身分制度の理不尽さを訴えるメッセージが「カムイ伝」同様に込められているように思いました。
それでもやはり、なんと言ってもこの映画の見せ所は、カムイと執拗な追っ手たちとの息をのむ戦いの場面です。「飯綱落し」や「変移抜刀霞斬り」というカムイの必殺技を初めて実写で見ることができました。どちらもスピード感あふれる特撮で圧倒されました。観ている者の意表をつくような武器の登場させ方や、忍者ならではのその防ぎ方も面白かったです。また、宮藤官九郎の脚本らしく、予想をつかせない展開も見事でした。
この手の映画では、民衆は農民であることがほとんどのように思いますが、ここでは漁師村が描かれます。階級社会の中にあっては、様々な人々がしいたげられながらも、仲間達と生きていこうとしていた姿があったことを視点を変えて、描いてみせてくれたように思います。ただ最後のこの人達の終わらせ方は、奇をてらい過ぎている感も無きにしもあらずでしたね。
カムイを演じた松山ケンイチ。フィジカルの強さがよく感じられ、カムイの格好良さをひきたてていました。また次から次へとよくもこれだけと狙われる中で、屈することなく戦い続けるメンタルの強さを見せる一方、漁師家族の団らんを垣間見た時の、さびしそうな表情も孤独なカムイの気持ちが出ていました。
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コメント
こんにちは♪
ご連絡、ありがとうございました。
TBの山に埋もれて、気づくのが遅れてしまいました。
で、なんとコチラからもTBが入らないようです・・・。
一時期gooからココログさんへのTBが反映されないとこがあったんですが、
未だにブログによっては弾かれるようですね。
なので、記事URL↓にはっておきますo(_ _)oペコッ
http://blog.goo.ne.jp/kirara-_-_2006/e/6d34172e04f7c6a071ff1606ef229852
投稿: kira | 2009年9月24日 (木) 17時56分