演劇集団キャラメルボックス2009サマーツアー「風を継ぐ者」大阪公演 22日 昼の部
キャラメルの時代劇はDVDでは何度か観ましたが、生の舞台ではこれが初めてです。特に今回の「風を継ぐ者」は僕の好きな幕末を、しかもかの新選組の隊士を描いているので、大変楽しみにしていました。シアターBRAVAに入ると、キャラメルのブタ君の旗に並んで「誠」・新選組隊旗がかかっており、ムードを盛り上げていました。
新選組と言えば、血塗られた非情の剣というイメージですが、そこはキャラメル。逃げ足はマラソン選手並のスピードだけど、腕はからきし駄目という新入り隊員・立川迅助や、襲撃の前には必ずお腹が痛くなるという三鷹銀太夫たちのダメ隊士の登場に、たっぷり笑わせて頂きました。
しかし、池田屋事件の立ち回りなどはけっこう迫力があり、これぞ新選組という見所も随所に。そして最後は、沖田総司の悲恋など、幕末の激動に人間の心も絡め取られていく様に心打たれました。
キャラメルらしい、笑い・アクション・涙という三要素が時代劇という背景にいっそう映えて、すばらしい舞台だったと思います。
剣でもって武士らしく生きようとした新選組、政略でもって時代を変えようとした倒幕派たち。何かをしなければならないという思いを抱き、幕末を駆け抜けた若者達の風を感じることができました。
勘定役を演じた阿部丈二、コミカルな仕草や演技を楽しませてもらいました。沖田総司の畑中智行、沖田にしては少年すぎるように思いましたが、カッコイイ剣のさばきとは裏腹のシャイな心がよく伝わってきました。桃山鳩斎を演じた西川浩幸、おかしな英語と絶妙のタイミングのセリフに貫禄を感じました。たか子役の岡田さつき、そのサービス精神は健在です。秋吉剣作役の石原善暢、今日が誕生日ということでカーテンコールは「ハッピィバースディ、ディア イッシー」の合唱。36才です、というコメントに場内はどよめいてましたが。他の皆様も熱くて楽しい舞台、ありがとうございました。
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