ミュージカル「RENT」 大阪公演 10日 昼の部
今年最初の観劇はミュージカル「RENT」です。以前に映画版で感動したので(映画の感想やストーリーはhttp://hishiya.cocolog-nifty.com/mokumoku/2006/12/post_9197.htmlをご覧下さい)、是非舞台を観たいと思っていました。想像に違わず、生バンドが常に舞台下手奥で演奏する中、出演者のすばらしい歌とダンスを楽しむことができました。さすがにブロードウェイミュージカルだけあって、まさにショーを観ているような感覚でした。それも夢あふれるけれどもやはり絵空事のミュージカルなんかではなく、家賃(RENT)も払えないほどの貧困や侵されたエイズに苦しむ中、同性愛などの様々な愛の形をつまびらかにし、心傷ついた者同士が過去を棄て、肩を寄せ合って今この瞬間を生きていこうと全身で訴えかけるリアリティあふれた舞台になっていました。つくられた当時と時代は違いますが、「派遣切り」などで生きづらくなってしまった現在の日本ともオーパラップするようにも思えました。こんな時代だからこそ、自分を飾ることなく、人を想い人を愛することがどれだけ大切かということが、たくさんのナンバーから胸にしみいりました。特に2幕最初に全員で歌う「1年の52万6000分を愛で刻んで生きよう」は心が震えるほど感動しました。
どの出演者も抜群の歌唱力とエネルギーあふれるパフォーマンスで、見応えある舞台になっていました。いつもカメラをまわしつつづけ今この瞬間を切り取っていたマークを演じた森山未來、シャイな少年のような表情と柔らかな身体の動きが(タンゴが良かった)印象的でした。マークの友達でエイズ患者のロジャーを演じたK、さすがにその透明感あふれる歌声がすばらしかったです。ダブルキャストのため70回公演となる今回が最後の出演ということで、カーテンコールではMisrockと共に涙の!舞台あいさつをされていました。そしてゲイで無垢な愛を持つエンジェルを演じた辛源、初舞台ということか登場するたびに大きな拍手を受けていましたが、なんとも言えずセクシーでした。
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