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2008年8月21日 (木)

「五右衛門ロック」20日 大阪公演 夜の部

 会場の大阪厚生年金会館の前は歌舞伎のような役者ののぼりが立てられ、芝居の雰囲気をいやが上でも盛り上げていました。20分の休憩をいれて3時間20分の長丁場。劇団☆新感線の演劇を初めて観ましたが、うわさに違わず、荒唐無稽、波瀾万丈、抱腹絶倒、絢爛豪華な舞台でした。ロックの生演奏、ストロボ発光のような照明、耳をつんざく音響、壮大な舞台美術、パワフルな殺陣 、意表をつくフライング、そして歌あり踊りあり、これは考えて観る演劇では決してなく、発せられる「息吹」の振動を体感する演劇だというのがよくわかりました。

 大泥棒の五右衛門が登場しますが、よく知っているストーリーは最初の釜ゆでの刑の場面だけで、後は全くの中島かずき氏の創作。劇画タッチかと思えば、ギャグマンガ風になったり、これはオセロかハムレット?と思いきや、思いっきり「ルパン三世」になったりで、理屈を考える自由すらあたえられない面白さでした。そう言ってしまえば単なるハチャメチャ、ドタバタ劇と思われるかもしれませんが、その中にあってしっかりメッセージは込められていました。島と運命を共にする心優しき先住民のホッタル族、支配者から人々を救おうとしたクガイ王など、いっぱい笑わせてももらえましたが、最後は胸が熱くなるものが確かにありました。

 コミカルな役まわりだったけど、ギターを抱えて歌を歌うなどやっぱりカッコ良かった江口洋介、脱力系の五右衛門でしたが、しっかりとつぼをおさえた演技が光った古田新太、やっぱり悩みをかかえるキャラでしたが、歌やダンスに若さを発揮した森山未來、息子との葛藤と言えば、「華麗なる一族」を思い起こさせる圧倒的存在感の北大路欽也、妖艶な歌とダンスが悩ましかった松雪泰子(特に黒い衣装に赤マントの北大路欽也とからむ、アラビアンスタイルのダンスは鳥肌がたちました)、ちっちゃいアナタと濱田マリにいじられ歌われる、可愛らしかった橋本じゅん。そのほか川平慈英など豪華なキャストに魅せられ、本当に幸せな観劇となりました。そして、最後にはみんなで森山未來君の誕生日もお祝いできました。

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