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2007年9月 9日 (日)

木村拓哉主演映画「HERO」を観て

 テレビドラマの方は観ていなかったので、 久利生公平検事(木村拓哉)とは初めての出会いとなります。これまでのストーリーを全然知らないので、 滝田明彦を演じる中井貴一の役回りや、キムタクがバーテンダー演じる田中要次に「山口県に双子の兄弟がいる?」と突っ込むセリフなどの意味はほとんど理解できませんでしたが、初めて観ても 型破りな「検事ドラマ」として楽しむことができました。いつもラフなスタイルで、通販好きな久利生検事が、法廷でいったん秋霜烈日の検察バッジを革ジャンにつければ、舌鋒するどく弁護人(松本幸四郎)と対峙していくところが、カッコいいですね。このあたり「華麗なる一族」で万俵鉄平と大介の対決を彷彿させてくれました。また、今回は韓国ロケがあり、イビョンホの出演という日韓イケメンの共演というお楽しみもありました。
 
 とにかく国家権力の執行者としての権限を持ち、上意下達の厳しい検察官社会にあって、自らの足で捜査を行い、特捜からの介入もはねのけてひたすら、被害者と残された婚約者の悔しい思いをはらすために地をはうように行動するというキムタク検事らの姿は魅力的でありました。正義のためならば大物代議士であろうが、カリスマ弁護士であろうが、ひるむことなく闘志をもって立ち向かっていく検事の理想像を描いていたように思います。映画の中で何度も登場する「正義の女神像」がそれを象徴していました。
 
 キャストは大変豪華で、僕の好きな小日向さん、八嶋さんなど三谷ファミリーのコメディタッチと、古田新太さんの結局キーパーソンとなる印象的な放火犯役などが特におもしろかったです。親子出演となった松たかこさんは、キムタクへの思いを秘めた実直な事務官を好演していました。

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